Job & person 02

人と関わる仕事こそ自分のやりたいこと、それは昔から一貫していました。旅行も大好きで、リゾートホテルで働くのは必然だったと言えます。フロントに立ってお客さまと接するのはとても楽しく、ブライダルの仕事では、人生における特別なイベントに立ち会う喜びも知りました。ホテルの仕事は私にとってまさに天職とも言えます。

お客さまと接するのが大好きですが、ホテルにはさまざまな仕事があります。現在勤務するAMBIENT 蓼科では企画営業課にて、イベント企画や運営、WEBプランの設定、予約における電話対応やWEBの予約処理、団体手配といった業務を担当しています。こうした業務では直接お客さまの顔が見えません。当初はフロントのようなお客さまと接する、いわゆる表舞台に立つ機会が減るのは残念だなと思っていました。しかし、電話対応によって声だけでもつながりを感じられたり、自分の企画したイベントやプランが稼働率に影響するなど、直接の接客とは別の面白さにも気づき、新しいやりがいを見いだしています。どんな仕事でもすべてはお客さまにつながっていると実感し、全力で取り組んでいます。

企画営業課で担当している仕事はホテルイベントの企画と運営、予約業務全般、WEBプランの設定等です。顧客リストの管理なども行います。中でも準備や運営まで含めてやりがいが大きいのは、イベントの企画運営です。これには夕暮れの風景を楽しむサンセットウォーキング、ネイチャーガイドと歩くといった蓼科の自然を楽しむアクティビティもあれば、子供向けの縁日、クリスマスパーティといったホテル内で楽しむものまでさまざま。集客の目的があるのはもちろんですが、お客さまに少しでもホテル滞在を楽しんでいただきたいという思いで、企画しています。

これまでで一番印象に残っているイベントはクリスマスパーティです。私が蓼科に来て初めて主担当として行ったもので、それまでは人に言われて動くことばかりだったのですが、自分で考える大切さを学ぶ機会になりました。パーティに出す料理、行うゲームの内容、抽選の景品など、さまざまなことを決める必要がありますが、一人だけの意見では成立しません。フロントスタッフに過去の課題や失敗について聞いたり、料理長には料理内容を相談したりしたほか、各所から出てきた意見を運営に反映させることが必要でした。また、目玉としてスタッフによるハンドベル演奏を企画し、時間を見つけて集ってもらい、練習を重ねました。どれも一人ではできないことで、調整には苦労しましたが、自分で考えて動き、人の話をよく聞くことも心がけて当日は抽選会やハンドベルも大成功。お客さまに喜んでいただく内容になりました。充実感と同時にもっと自分の力を高めたくなりましたし、メンバーへの指示の出し方や他部署を巻き込む方法等、勉強になることもたくさんありました。

自分が動くことは大事ですが、こうした企画や運営は個人の力だけではできません。チームとして動き、協力し合うことで一つの物事を達成することができます。蓼科の企画営業は若いスタッフが多く、みんな明るいのが特徴。話し合う機会も多く、普段から楽しみながらイベントやプラン内容について話し合っています。普段の動きを通じてチームワークをどう養うかもスキルの一つであり、それがあるからこそ企画が成功したときは喜びも倍になります。これからも周囲を巻き込みつつ、ホテルが一つになってお客さまを楽しませられたらいいなと思っています。

当ホテルにおける企画営業の仕事は幅広く、今後は営業面において旅行業務取扱管理者の資格を取得し、旅行会社などへの営業も担える人材になりたいと思っています。蓼科は団体旅行の取り扱いが多いホテルでもあることから、団体旅行についての勉強もしてみたいと考えています。本社による研修の機会も多いので、それをしっかり生かしていきたい思いがあります。

まだまだやりたいこと、学びたいことはたくさんありますが、リゾート地の素晴らしい自然の中で働き、学ぶのに良い環境があり、自分自身も毎日の仕事を楽しめる。そんなセラヴィリゾート泉郷での日々はとても充実しています。